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第4回APWS議長サマリー

 「第4回APWS議長サマリー」は、第4回APWSに参加した首脳級からの問いの回答として、「持続可能な社会」、「強靭な社会」、「包摂的な社会」の実現に向けて、ガバナンス、ファイナンス、科学技術の観点から、アジア太平洋地域の質の高い成長に向けた明確な道筋と実践的な行動を示し、熊本宣言の一部をなすものである。 9つのテーマ別分科会と4つの統合セッションの発表と意見交換から得られた成果と主要メッセージをもとにまとめられた文書である。持続可能な社会に向けて、統合水資源管理に基づく流域全体の水管理を行い、健全な水循環を回復・維持するために, 領域や異なるレベルのセクター間を超えて協働し、多様な気候、地理、社会経済的条件に合わせること、強靭な社会に向けて、観測、モデリング、データ統合に焦点を当てたオープンサイエンス政策を加速しながら、健全な水循環を促進し、エンドトゥエンドのアプローチをとりながら領域や異なるレベルのセクター間を超えて協働すること、包摂的な社会に向けて、技術、イノベーション、データの分野で若者が解決法を提供し専門性を発揮できるように後押しし、若者の有意義な参画(Meaningful Youth Engagement:MYE)を奨励、着手、支援し、あらゆるレベルで若者-政府間パートナーシップを強化すること、等が提言されている。

 さらに、第4回APWSにおいて、分科会に加え、分野横断的に議論され、かつ、熊本水イニシアティブにおいても主要な柱の一つとなっている「水と気候変動、災害リスク低減」に関する提言が、国連2023年水会議、及び、水に関連する課題に対処する他の国際プロセスにおいても、取り組むべき優先行動として位置付けられ、アジア太平洋地域、及び、世界各国・国際社会が課題解決にむけてより一層コミットメントすべきであることを提言している。第4回APWSで提示された提言やアクションは、サミットの成果として捉えるだけでなく、各々が、実際に行動していかなければならないことであり、あらゆる利害関係者が、様々な水課題の解決やアジア太平洋地域、及び、世界の質の高い社会の構築に向けて、着実にかつ断固たる行動を前進させていく必要があることを強調している。(図1:第4回APWS議長サマリー概要)

 

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図1:第4回APWS議長サマリー概要

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